岩城里江子 <楽香>による朗読とアコーディオンの巡礼コンサート

2016年秋、私は世界遺産の巡礼路〈スペインのカミーノ・デ・サンティアゴ〉800キロを40日かけて歩いてまいりました。数々の本や映画になったこの巡礼路を歩くことは、長年の夢そして自分へのチャレンジでもあり、スペインとの出会いでもあり、また世界中から集まってくる巡礼者と関わりながら自分を改めて見つめた大きな体験でした。
図らずも翌2017年の秋には同じく世界遺産の〈熊野古道〉を、昨年は地元柏に200年以上も続く〈東葛印旛送り大師〉を歩きました。

続けて体験したいろいろな巡礼を通し、「祈りの道を歩く」魅力にさらに惹かれています。日常の立場から切り離されて土徳のある同じ道を歩き、助け合いながら共通の体験をすること。お接待やドネーションの〈礼を送る〉文化。道沿いの歴史に自然に触れていくこと。その一体感、示唆に富んだおもしろさ…。その中で次第に、巡礼経験を何か形にして私なりにお伝えしたい、という思いが募りました。

そして昨年夏〜秋、スペインで歩きながら毎日つけていた日記と、歩きながら浮かんできたメロディを中心にCDブック「あるきうた」を制作いたしました。内容はほとんどがスペイン巡礼についてですが、CD本の最後に東葛印旛送り大師の中で歩きながら歌う「ヤレ南無大師遍照金剛」という節から作った曲とエピソードも入っております。

今回、昨年秋の発売記念のコンサートで「カミーノを一緒に旅しているようだった」と感想をくださった版画家大野隆司さんから、料理研究家の大瀬由生子さん(一般社団法人日本糀文化協会代表理事)のご協力を得て、地元柏でもこの巡礼体験を追体験できるような楽しいコンサートのご提案をいただき、今回の企画に至りました。
開催場所は、東葛送り大師の1番札所でも知られる柏駅東口からすぐの長全寺。お大師様のご縁をいただいてのイベント開催です。

コンサートはさわきょうこさんの朗読と岩城里江子のアコーディオンのユニット「楽香」によるもので、朗読の抜粋で曲をつないで、巡礼のイメージをお心の中に描いていただきます。

先着100名様には大野隆司御朱印ねこ版画のプレゼント、また、休憩時には大瀬由生子さんのひとくちタパスで「お接待」をお楽しみください。